一般内科・腎臓内科

一般内科について

生活習慣病を始め、かぜ、インフルエンザ、そのほかの発熱、花粉症、便秘・下痢といった、比較的軽微な日常的症状について、診察・治療します。 花粉症については、重症花粉症治療(抗IgE抗体オマリズマブ(ゾレア®))まで対応します。
また、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療(CPAP)も行っております。不調の際には、早めに来院してください。

発熱外来について

一般の外来と別区画での診療を行っております。予約は一般診療と別になりますが、web予約も可能です。
当日でも対応いたしますので、ご不明の場合は電話にてお問い合わせください。
ご負担が少なくなるように鼻腔検査以外の検査も準備しております。 唾液でのコロナ抗原検査や咽頭画像でのインフルエンザAI診断(nodoca:保険適応)も行っております。 また、必要性に応じて溶連菌やアデノウィルスの検査も行っております。

花粉症について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

これも肥満や生活習慣病との関わりが指摘される疾患で、眠っている間に一定時間、呼吸が止まるのが基本的な症状です。
医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上発生すると、睡眠時無呼吸です。実際には、寝ている間の無呼吸に人はなかなか気づくことができないため、検査・治療を受けていない多くの潜在患者さまがいると推計されています。
この病気が深刻だとされるのは、寝ている間の無呼吸が、起きている間の私たちの活動にさまざまな影響を及ぼすことになりかねない点にあります。特に、自動車などの乗り物の運転が危険になるほか、酸素不足に陥り心臓や血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすようなことも。
そこで、当院では、2017年より睡眠時無呼吸症候群の簡易診断およびその治療法であるCPAP(シーパップ)療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)を始めました。いびきが大きい、昼間強い眠気に襲われるなどの自覚症状または家族からの指摘がある場合は、早めに受診して治療を始めましょう。

当院の一般内科と腎臓内科について

蛋白尿や慢性腎臓病などの腎臓内科診療、かぜや花粉症(ゾレアも含む)など一般的な内科診療も行っています。また、睡眠時無呼吸症候群の検査やCPAP治療も行っております。

こんなお悩みはありませんか?

  • 尿の回数が増えた、あるいは減った
  • 尿が濁っている
  • 健康診断で「血尿」を指摘された
  • 健康診断で「尿たんぱく」が多いと指摘された
  • 手足や顔がむくみがち
  • 血圧が高い

腎臓について

そもそも腎臓とは「尿をつくる臓器」という認識が主流で、異常があっても自覚症状がないため、「沈黙の臓器」といわれてきました。しかし、いまではこの沈黙の臓器が、老廃物の排出から、血圧の調整、骨の生成などまで、さまざまな臓器をコントロールし、生命維持のための重要な役割を果たしていることがわかっています。それゆえ、腎臓が不調に陥るといろいろなところに症状が出てくるので、腎臓の機能はしっかり健康を維持していきたいものです。
腎臓に関するチェックポイントは、血尿・尿たんぱく・高血圧の3つ。普段から腎臓にかかわる症状、たとえば尿の色や量、臭いに注意を払うとともに、血圧やむくみ、倦怠感など体の微妙な変化を見逃さないことが大切です。
実際には、健康診断の結果、数値が高いことなどを指摘されて受診する患者さまが少なくありません。それをきっかけに、ぜひ腎臓をいたわる日々を送りましょう。当院では、腎臓内科として、検査を経てそれぞれの症状の原因を突き止め、投薬などで治療します。さらに高度な検査・治療や手術が必要な場合には、各ケースにふさわしい高度医療の病院をご紹介します。

腎臓内科が扱う主な症状

血尿

尿に赤血球が混じった状態。尿が赤いことから、見た目にわかる「肉眼的血尿」と、尿検査をしてはじめてわかる「顕微鏡的血尿」があります。
血尿の原因は、腎臓由来と尿道由来の2種類。腎臓由来は、腎臓内で血液をろ過する際に赤血球が漏れ出てくることから。また、尿道由来の場合は、尿が尿道を通って出てくるまでの間に出血することから。これらの原因によって、診断、治療が異なるので、当院では、まず原因を突き止め、そこから血尿を伴う症状を診断します。疾患が判明したら、適切な治療を行います。

たんぱく尿

尿にたんぱくが混じった状態。普通は、正常値以上には混じりませんが、腎臓や尿管の機能に問題があると高い数値となり、何らかの疾患が疑われます。
ただし、運動後や発熱時、過度のストレスなどでも「生理的たんぱく尿」として一過性の高い数値を示すことがあります。たんぱく尿の検査は、腎臓関係の疾患の発見につながる重要なスクリーニングといえます。

腎臓内科が扱う主な疾患・治療

慢性腎臓病(CKD)

病名のとおり、慢性的に腎臓の機能が低下している状態、あるいはたんぱく尿が出る状態が続いている腎臓病のこと。体を正常な状態に保つ働きをもつ腎臓の病状が悪化すると、さまざまなリスクが発生します。たとえば、脳卒中や心筋梗塞のほか、腎不全への進行など。その結果、人工的に透析する治療が必要になる場合もあります。
初期段階では自覚症状がないため病状が進行しがちですが、ある程度まで悪化すると元の状態に回復することはできません。夜間尿やむくみ、倦怠感などの症状を自覚したら、病気が進行している可能性が高いので、一度、検査することをおすすめします。早期発見、早期治療がよりよい策ですが、薬物治療や生活習慣の改善などを行うことで、病気の進行を遅らせることが見込めます。

腎不全

腎臓の機能が低下し、機能不全に陥った状態。体内から老廃物を排出できなくなり、透析や腎臓移植といった最終手段の代替治療が必要となります。
腎不全には、急性と慢性の2タイプがあり、急性は腎臓そのものよりもほかに原因があって、出血や発熱などの症状が発生。早期の段階でその原因を取り除けば、腎機能は回復します。慢性腎不全は機能回復がむずかしく、現状の機能を維持する治療を選択することになります。

腎(細胞)がん

腎臓に発生する悪性腫瘍で、おおむね50~70代の中高年、特に男性に多く発症します。早期では自覚症状が乏しく、発見しづらいがんに数えられています。
ただ、超音波検査やCT検査などの検診をまめに受けていれば、発見される確率も上がります。治療は手術が第一選択肢のため、当院では、腎がんの疑いありと診断された患者さまには、提携する基幹病院などをご紹介します。